眼鏡屋が、おしゃれを目指すと
前回の、 私とおしゃれ の続きですが、
前回までをまとめますと、

“私はなぜオシャレにこだわるか?
自分もオシャレを理解しなければ人をオシャレにできない。
楽しみを理解できなければ、人を楽しくできない。
もっと楽しい人生を送るように努力しよう”

ということになります。
*「これまで楽しみの少ない人生を送ってきたから、これから一生懸命がんばって楽しみを理解しなきゃって言ってたね」

そしてもうひとつ、オシャレの道に入門して探検することで、発見したことがあります。
それは私のお客様への、メガネのおすすめのしかたが……
*「おすすめのしかたが?」

おそるべき進化を遂げたということです。
これまでの私はただ単に、メガネそのもののカタチとお客様のお顔のバランスのみを見て、
「このお客様には、このメガネがお顔には合うだろうな〜」と思ってオススメをするという、
そんなやりかただったのですが。
*「別にそれ、普通だよね」

それが最近になって気づいたのは、お客様に対してつい、
『このメガネを買った場合、どんな洋服を買い足して合わせるといいのかな〜』
と考えながらメガネをオススメし、考えるだけではなく実際にご提案してしまうという、
ファッションアドバイザー型
の接客をするようになっていたのです。
*「ふ〜ん、そういえば、そういうメガネのオススメの仕方をしているメガネ屋さんの販売係の人って少ないかもね」

特に、オシャレなお客様を見たらそういうご提案の仕方を、最近はついバンバンやってしまうんですよねこれが。
*「オシャレな人だったら、わざわざそんなご提案なんてしなくても、自分で分かるんじゃないの?」

いえいえ、それがですね。
オシャレな人でも、洋服の着こなしかたはうまくても、メガネと洋服との組み合わせかたに関してはやはり、
年がら年中メガネのことばかり考えている人間に一日の長があろうというもの。
ですので、こういったご提案をしていって、
いま目の前にあるメガネの新たなる可能性にドンドン気づいていただけるということは、よくあると思うのです。
*「新たなる可能性? そこまでのメガネの活用のしかたがあるものなのか」

そして私自身の中でも、当店に置いてあるさまざまなメガネに対する印象がずいぶんと変わってきました。
一見普通のメガネに見えたり、あるいはキワモノに見えたりするメガネであっても、洋服の着こなし方を変えることで、
これまでに魅力の感じられなかったメガネをスーパーに変えることができるのです。
*「洋服のアイテムとの組み合わせかた次第で、メガネの印象も大きく変わってしまうってわけか」

逆に洋服のほうを、メガネで生まれ変わらせることもできます。メガネをプラスして、コーディネートを引き締める…
*「自分のコーディーネートで、何かがたりない、と感じている人は、
バッチリとハマるメガネを選んでかけられたらパーフェクトになるのかもね」

このメガネは、どんな洋服に合わせれば生きるかとか、そういったところまでアドバイスできてこそ、
真の『メガネ世界への案内人』となることができるのではないでしょうか。
*「なるほど、まあ、あまり的はずれなことを間違えて言っちゃったりしないように気をつけてね」

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